ぼた餅 と おはぎ の違い
もともと ボタ とは米の卑弥。
出荷出来ない、売り物になりにくい欠けたお米のことを
ボタ 米と称し、それでつくった餅を ぼた餅 と呼んだ様である。
もとは農耕の間食用として作られたものであったが、いつしかそれを
春秋、昼夜を二分するお彼岸の時にご先祖様にお供えする風習となった。
本来、ボタ 米っで作ったから ボタ餅 と呼んでいたものが春にはその姿が
牡丹 の花の様だというので 牡丹餅
秋には小豆のつぶが 萩の花 の咲き乱れている様だと言って
萩の餅 、お萩 と呼んだ。
現今では春も秋も お萩 というのが一般的であるが、
私共では年中、 ぼた餅 と呼んでいる。
一個120gと大振りなのが牡丹という名に相応しいと思って・・・。
By 京都 の 和菓子 屋さん 仙太郎 の 監査役 直中 護さん